忘年会特選、本年もありがとうございました。
(東京プリンスにて、中央フミヤス、右の白いドレスが玉置祥子さん)
今年も年の瀬、多くの忘年会に出席させて頂いた。
忘年会は欲も損得もないので、本当に楽しい。玉にきずは、美味いワインやフルコースでカロリー補給が続くにもかかわらずジムに行く時間が取れないので、やたら体重が増えたことか(笑)
今年、特に楽しかった忘年会特選!
その1.
玉置祥子さん一家出演のパーティ(DEVNET総裁就任パーティにて)
東京プリンスでDEVNETの総裁就任パーティが開催されたが、参加者は玉置祥子さんの社員や関係者のみなさんが全体の1割近い30~40名を占めた。おれも彼女からご招待頂いて出席した。
DEVNETは、国連と連携しながら①貧困削減、②食糧増産、③女性の地位向上、④省エネルギーと先端技術導入、⑤人道支援、⑥環境の保護、維持、改善、⑦都市の持続的発展の7つの柱を中心に活動する団体だという。
そのDEVNETの拠点がローマから東京に変わり、総裁に日本人の明川文保さんが就任したのでその祝賀パーティでもある。
新総裁の明川さん自身は元代議士秘書であるため、根っからの政治屋さんにしか見えない。挨拶も政治屋さんの挨拶そのものだった。
おれが感銘を受けたのは明川さんやDEVNETよりも、女性を中心とする玉置祥子さんのグループの温かな母性の偉大さである。
玉置さんも舞台で挨拶され、彼女の会社の女性社員のみなさんによる合唱も披露された。
国連といえども裏の世界権力の道具として芝居を演じなければならない現実の中にあって、彼女たちの姿がひときわ鮮やかで安らぎを与えてくれるのである。
おれは用意された玉置さんの隣の席で、終始、彼女たちのひたむきさに感動していた。
その2.
T先生、マスコミ界の大物Ⅰ氏とおれの3人で、銀座の游玄亭で忘年会をした。
美味い焼肉に美味いワインを楽しみながら、話はおのずと政財界の裏の真相から裏社会の動向へと、話に花が咲く(笑)
それから銀座6丁目にある馴染みの店に移動して、順天堂大学の裏の学長と言われるO先生や、友人だが落選中の国会議員Kたちと合流し、話はさらに花が満開になった。
この店はママとチーママが芸大出身で高性能のカラオケが装備されている。いつもT先生のリクエストでチーママが芸大仕込みのドイツ語のオペラを披露することになっている。
しかしこの日はT先生はいつも以上に上機嫌で、
T先生「よし!今日はまずフミヤスさん、歌え!」
フミヤス「いや、ここんところ忘年会のアルコール漬けで・・・」
T先生「いいから、その後おれが歌うんだから(笑)」
フミヤス「それじゃせっかくですから今まで歌ったことのない歌を歌います。」
おれが子供のころよく聞いた歌(つまりT先生の世代の歌)の中から、水原弘の「黄昏のビギン」を選曲した。
あ~めに濡れてた~、黄昏の街~
・・・初めて歌う歌なので出だし音がド外れてしまった(笑) しかし!
あ~なたと逢った~はじめての夜~
・・・ここで何とか軌道修正して、あとは最後まで気持ちよく全力で歌って、拍手喝采!(笑)
その後、落選中の国会議員Kが「フミヤスさんが初めての歌を歌った以上は、私も初めての歌を歌います!」と言って何やら知らない歌を歌い、そして、
T先生がマイクの前に移動して、いつもの片手をスーツのポケットに入れたスタイルで、高倉健のやくざ映画「花と龍」をドスの利いた声で歌い上げた(笑)
その3.
今週最終日、水上治、大谷雄策、おれの3人の忘年会をやった。
今年はこの3人のミーティングや会食がやたら多かった。
さらにこの3人の会食に、元文部科学副大臣の山内俊夫先生、日本総合戦略研究所の坂上芳洋理事長、昭和大学の佐藤均教授、名古屋大学の上田実名誉教授、聖マリアンヌ大学の井上肇教授たちが入れ替わり立ち代わり参加してひっきりなしに会食が続いた感がある(笑)
今晩の3人の忘年会の舞台は、神田明神下のおでん屋「こなから」本店。
このおでん屋の本店は昭和時代の下町、いや、江戸時代の下町を思わせるような古い木造の店だ。
それがじつに名店の評価が高く、いつも満員なので予約がないと入れない。それで銀座7丁目のアスタービルや、大手町の新丸ビルなどにも支店を出しているほどだ。
ここ明神下いったいは名店の本店が多いが、名店と言われる店のほとんどは大谷さんの馴染みである。「こなから」本店に予約を入れてくれたのももちろん大谷さんだ(笑)
3人の話は、
大谷さんに責められながら書き上げた水上先生の著書の話、
それにもめげない日本型医療の世界への発信、
日本人の愛と和の精神、その精神による世界の変革、
ドイツの音楽祭、一説によるとヨーヨーマにも負けない水上先生のチェロの話、
そしてやっぱり日本の文化、日本人の精神・・・・・と、
尽きることなく杯を重ね、今年最後の更けゆく夜を共に楽しんだ。
帰り、方向の同じおれと水上先生が同じタクシーに乗ったが、タクシーの中でも話は尽きず、
先におれの自宅に着いておれがタクシーを降りる際、水上先生と固い握手を交わしてまた新年会での再会を期しながら(笑)、後光が差すような水上治を乗せたタクシーを見送ったのだった。
一般財団法人ジャパン・マザーミッション機構 お披露目
(三井倶楽部にて。左から金子律子、宮崎あゆみ、古鳥史康、水上治、山内俊夫)
今週、12月16日、水上治の新著書 『脳細胞を驚異的に進化させる!-愛と和の日本文化へ還る-』 が出版された。
水上先生が大谷さん(国際健康医療研究所代表理事)から毎日『どのくらい進みましたか』と電話で責められて身の細るような思いで書き上げた著書である(笑)
(⇒11月20日の三井倶楽部の「水上治先生を囲む食事会」)
そして出版されたまさにその日(12月16日)、早くもその出版記念パーティが開催された。超早い(笑)
このパーティが如何に盛り上がったかは想像に難くないだろう。
そして!
ここでトピックス!
この水上治の出版記念パーティの場で、「一般財団法人ジャパン・マザーミッション機構」のお披露目が行われたのだ。
一般財団法人ジャパン・マザーミッション機構とは何か?
このブログでは初登場のこの財団は、じつは3か月前から設立準備が進められ、もう再来週に迫った令和2年1月1日にスタートする。
主なメンバーは以下のとおり。
副理事長 大谷雄策((財)国際健康医療研究所代表理事)
理事 岡山大輔(弁護士・カイロス総合法律事務所)
理事 宮澤 彰((株)危機管理室社長)
理事 大島博貴((財)国際健康医療研究所理事)
理事 松本英稔(一般財団法人ジャパン・マザーミッション機構設立準備委員)
監事 坂上芳洋((財)日本総合戦略研究所理事長)
理事長の山内俊夫、監事の坂上芳洋、2人とも叙勲の受章者である。
ご覧のとおり、メンバーには(財)国際健康医療研究所の代表理事、日本最強の弁護士事務所、日本最強の税理士事務所、警視庁関係の大物などが参加している。
ご存知、坂上芳洋は防衛省のドンで、日米合同演習の日本側総司令である。
なんか凄そうではないか?
じつはこの財団は「水上治先生を囲む会」のメンバー、ファン、支援者、つまり水上治の巻き起こしているムーブメントの面々が中心となって設立された財団である。
このムーブメントは、水上治が提唱する「日本型医療」つまり「愛と和の精神」を確立し、世界に発信して世界の医療を変えて行くムーブメントであり、さらにこれを突破口として世界の精神を変えて行くムーブメントである。
これは単なる精神論だけでは終わらない。
山内俊夫理事長率いるこの(財)ジャパン・マザーミッション機構は、
水上治が提唱する「日本型医療」ひいては「愛と和の精神」を広めるため、具体的に水上治の著書を広く普及し、水上治理事長の(財)国際健康医療研究所で研究開発した製品の普及に努め、「水上治先生講演会」を開催する。
令和2年1月1日スタートなのでまだ始まっていないわけだが、始まっていないにもかかわらず本日までにすでに300人を超える人たちが会員候補として参集しており、予備軍はすでに数千人に上ると思われる。
この会員のみなさんの活動費を補充するために財団としてダイレクトマーケティングの報酬制度も採用する。
財団なので利益は「日本型医療」の確立と普及のため、そして子ども食堂への寄付をはじめとする社会貢献のために、すべてが使われる。
フィクサーたちの秘密⑭ 週刊ダイヤモンドを席巻する
(昭和大学薬学部教授 佐藤均)
11月30日、日本トップのビジネス誌「週刊ダイヤモンド」が大麻CBDの特集を10ページにわたって掲載した。
これは画期的なことである。
日本では敗戦後の1948年、アメリカの占領軍GHQによって大麻取締法が制定され、以来、現在に至るまで厚生労働省が中心になって大麻を徹底的に取り締まってきたからだ。
大麻取締法の違反者は厚労省のマトリが片っ端から逮捕してきたし、マスコミも大麻をタブー視してきたのである。
日本では、麻は古来から日常の着物などに使われ、麻から採るCBDは万能薬として常用されていた。
にもかかわらずGHQが大麻取締法を制定した真の狙いは、日本の麻の産業を壊滅させて、日本全体をアメリカの石油系繊維のマーケットにすることであった。
なにしろ先代オバマ大統領までアメリカの歴代大統領の多くはロックフェラー家(国際ユダヤ資本家)の支配下に置かれてきたのであり、そのロックフェラー家のメインの事業が石油産業であったからだ。
ちなみにトランプ大統領はロックフェラー財閥と半分対立し、半分手を握りながら、半分未熟に、半分巧みに丁々発止でやっている。その結果どうなるか、結論はまだ出ていない。
大麻取締法が制定された1948年当時、世界の原油生産を牛耳っていたのは国際石油資本セブンシスターズであった。
セブンシスターズとは、モービル、テキサコ、シェブロン、ガルフ、エクソン、BP、ロイヤル・ダッチ・シェルの7社であっが、
じつにそのうちのモービル、テキサコ、シェブロン、ガルフ、エクソンの5社までがロックフェラー家の石油会社であった。(ちなみにBP、ロイヤル・ダッチ・シェルの2社はロスチャイルド家)
とくに中東での原油生産はすべてアメリカ(ロックフェラーの5社)が牛耳っていたのである。
日本を完璧に破壊して占領したアメリカ軍GHQが、アメリカ大統領を支配するロックフェラー・国際石油資本のために、日本の麻の産業を潰すべく大麻取締法を制定したのは当然の成り行きであった。
1960年代に入ると、中東諸国によってOPEC(石油輸出国機構)が結成され、この国際石油資本セブンシスターズの支配体制は崩れていくのだが、
ところが日本では世界の情勢の変化を無視して厚生労働省がガンとして1948年の大麻取締法をそのまま固守し、現在に至るまでアメリカの石油繊維浸透のために日本の麻の産業を潰し続けているのである。
世界の歴史は矛盾に矛盾を重ねて動いてきたのだ。
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しかし2019年6月を迎え、「世界精神」が競争闘争のユダヤ精神から愛と和の縄文の精神へと変わりはじめた。
日本の大麻行政も裏側でガラガラと音を立てて崩れはじめているのである。
先々月、昭和大学の佐藤均教授が世界最高峰のCBD研究者や厚労省マトリの責任者も招いて開催した研究会、さらに(財)国際健康医療研究所の水上治理事長が世界最高峰のCBD研究者たちと厚労省の親分である秋野公造参議院議員(厚生労働省OB)等を招いて開催した学会では、
惜しくも、いまだに大麻取締法を固守する厚労省の壁に穴を開けるまでには至らなかったものの、
しかし、かつてアメリカGHQがアメリカの石油資本(ロックフェラー財閥)のために制定した大麻取締法に、学会から堂々と疑問を提議したのである。
学界から歴史を変えようとする。じつに画期的なことであった。
今般、週刊ダイヤモンドが今までタブーとされてきた大麻について10ページにわたる記事を掲載したのもこの流れの上にある。
もちろんこのダイヤモンド誌の記事の主役は昭和大学教授、佐藤均である。
週刊ダイヤモンドは大麻CBDの日本トップの権威者である佐藤均教授に丹念にインタビューを繰り返して、この記事を実現したのだ。
世界は変わろうとしているのである。
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佐藤均は東大卒、アメリカ国立衛生研究所の研究員、スイス・バーゼル研究所の客員研究員というキャリアを持つバリバリの研究者である。
おれと佐藤均さんは初対面から気が合った。おれのテーマである「縄文日本人の愛と和の精神」 「東日本大震災における縄文の精神」 「日本型医療の必要性」 なども考え方が一致した。
しかも彼は(財)国際健康医療研究所の水上治理事長と「医療用大麻」について共に研究していた仲で、お互いに気心も知れている。われわれ(財)国際健康医療研究所の理事就任も即決されたのだった。
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大麻には「有害成分」と「素晴らしい薬効成分」が共に含まれている。
大麻に含まれる有害成分はTHC(テトラヒドロカンナビノール)と呼ばれ、これが幻覚作用や記憶への悪影響、学習能力の低下等をもたらす。逮捕につながる違法成分である。
一方、大麻に含まれる素晴らしい薬効成分はCBD(カンナビジオール)と呼ばれ、様々な薬理効果、効能を持つ天然化合物として世界的に大注目されている。もちろん合法成分である。
CBDは身体のダメージを受けた箇所の修復作用を及ぼす成分で、高すぎるものは下げて、低すぎるものは上げて、適正な範囲に戻すという優れた利点を持つ。
何しろCBDの効果は、抗がん作用、鎮痛作用、食欲増進、睡眠改善、不眠症の改善、うつ病や不安症の症状の軽減、精神作用、抗炎症作用、傷などの再生の促進、美容などなど無限にある。
炎症の絡む疫病に対しては約200種類の疾患に対して効果があると言われ、医学・薬理学的研究は1000件にものぼる。
世界保健機構(WHO)は、2018年に「CBDの一般大衆への健康リスク、及び乱用の危険性はない」と公式発表をしている。
樵舟書論「興芸書学入門」
『 かいせい 』 : 誠心を抱き持つ 樵舟(しょうしゅう )
おれは書を書くのは全くの素人で、なにしろ小学生の習字の時間以後は現在に至るまで筆を持ったことがない。
しかし鑑賞するなら「書」は実に美しいと思う。
とくに書家・池田樵舟の書は部屋にあってそこに目が行くだけで心身が癒され、自らの姿勢がおのずと正されていく思いがする。
樵舟は中国古典の真髄の書の継承者であるが、しかしいま樵舟の書によって癒されるのは日本人であるおれの心身であり、そのときおれの心身に蘇るのは縄文日本人の魂なのだと感じる。
それは樵舟自身が中国古典の書の真髄を極めながらも、それを単に模倣しているのではなく、それを契機として、樵舟自身の縄文日本人のこころが磨かれ練達して「樵舟の書」を熟成させてきたからだと思う。
書家によると、中国古典の書は「いのち毛」がしっかり生きている。
書道の理論、書法に関する議論を「書論」というが、その生きた中国古典の真髄を書論に著したのは、中国清時代(日本の江戸時代~明治時代)、書の最高の大家といわれた包世臣(ほうせいしん)である。
そしてその包世臣の書論は中国清朝の偉大な政治家でもあった康有為(こうゆうい)へと受け継がれ、さらに満州帝国の幕僚でもあった文人の景嘉(けいか)へと受け継がれた。
第二次世界大戦下、満州帝国が崩壊すると、景嘉は台湾に亡命し、さらに日本に亡命する。
戦後、景嘉は日本で最高峰の知識人と言われ、その交友は、日本の歴代総理の師であった安岡正篤、佐藤慎一郎、吉川幸次郎など錚々たる学者たちに及んだ。
その錚々たる学者たちにまじって、一人だけ、わずか19歳で景嘉の門下に入り、景嘉が他界するまで8年にわたって景嘉に直接師事した青年がいる。
彼自身、この期間が生涯において最も充実し、影響を受けた日々であったと述べている。
その青年はさらに数十年に渡って研鑽を重ね、後に樵舟と号する。本編の主役、樵舟の誕生である。
だから樵舟には、どこまでも謙虚で慕われる姿勢の背後に、中国の古典から脈々と伝わる生きた書論を背負っている歴史の重みがある。
かくして、中国の古典から脈々と伝わる生きた書論の真髄は、包世臣から康有為へ、さらに景嘉へ、そして日本人書家・樵舟へと受け継がれ、
われわれもまた樵舟の作品に触れるたびに、世界最高峰の中国古典の真髄によって、われわれ自身の日本人の魂と品格が呼び覚まされ、磨かれていくのを感じるのである。
樵舟の弟子である友人によると、現代において、「いのち毛」の真髄をたいせつにした書論が書けるのは、樵舟をおいてほかにない。
そして、今秋、ついにこの樵舟の書論「興芸書学入門」が書き上げられたのである。
書論なので、映画のような興奮はないだだろうと思って淡々と読んでみたが、おれのような素人が読んでみても、読み進むうちにそこにドラマを感じる。
書論にこれほどのワクワク感を感じることこそ、樵舟の書論に生命がある証拠だ。
おれのような書の素人がご紹介させていただくのはおこがましいが、これまでの交流の流れがあるので、あえてご紹介させていただきます。
以下、樵舟書論「興芸書学入門」
フィクサーたちの秘密⑬ フミヤス撲滅動画
(フミヤス撲滅動画)
フミヤス撲滅動画というのがある。
いまネットでキーワード「フミヤス」を検索するとこのフミヤス・サンタゲバラがトップに出てくるが、しかしこれを動画で検索すると「フミヤス撲滅動画」というのがトップに出てくる(笑)
しかもご丁寧に動画一覧の上位4つのうち3つまでがこの動画によって占められているのだ。
内容は「名門斎藤御三家筆頭●●●斎藤家二代目当主斎藤●●」と名乗る人物が奇声で「フミヤス撲滅~! フミヤス撲滅。フミヤス撲~滅!・・・」と1分ちょっとのあいだ「フミヤス撲滅」という単語だけを叫び続けるだけである。
これは誰かのおれに対する攻撃か?と思いながらクリックしてみると、これら「フミヤス撲滅動画」は3つとも7年前の2012年にアップされたものだった。
おれがこのフミヤス・サンタゲバラをスタートしてペンネーム「フミヤス」を名乗りはじめたのは今から3年前、2016年の暮れである。
ということはこの人物が撲滅を叫んでいる「フミヤス」というのは、おれのことではなく、7年前の2012年にすでに存在していた別のフミヤスだということになる。
この「フミヤス撲滅動画」は長らくだいぶ下位にあってほとんど人目につかなかったが、おれのフミヤス・サンタゲバラが注目を浴びるにしたがって順位を上げ、ここ数か月のうちについに動画でトップになってしまったらしい(笑)
おれにしてみればなんとも迷惑な話である。
フィクサーたちの秘密⑫ 世界最大の愛と力に出会え!
(水上治理事長を囲むみなさん)
(大谷雄策代表理事とともに)
(水上節が冴える。水上先生の左は佐藤均昭和大学教授)
今週は第三回目の「水上治先生を囲む食事会」が開催された。
綱町の三井倶楽部に50名の水上治ファンが駆けつけ、水上治理事長の言葉に耳を傾け、歓談し、美味い料理とワインで最高の時間を過ごした。
乾杯の音頭はいつもの通り大谷雄策(財)国際健康医療研究所代表理事。
しかし大谷代表理事が乾杯の音頭を取るためにグラスを持って立ち上がると、そこで司会から声がかかった。
司会「みなさん、じつは先週、大谷先生の喜寿の誕生日でした!」
会場から「おーっ!」という歓声と拍手が起こった。
司会「よろしければ、本日は水上治先生を囲む会と併せて大谷先生の喜寿の誕生日を祝う会を行いたいと思います!」
会場からは満面の笑顔と大拍手。
ちなみに大谷さんの喜寿の誕生会は先週から政界や財界をはじめ10以上の団体で毎晩のように開かれている。大谷さんは毎晩大忙しなのだ。
大谷「自分の誕生祝いの乾杯の音頭を自分で取るのも変ですので・・・」
会場「(笑)」
大谷「みなさんの中で同じく今月が誕生日の方、挙手!」
会場からは何人かの女性の手が挙がった。一番近くで挙手した女性に、
大谷「はい!あなたはお名前は?」
彼女「はい、〇〇A子です!」
大谷代表理事はグラスを片手にしたまま会場の舞台側に移動しながら、マイクなしで歌を披露する構え。
なにしろ大谷さんはロンドン仕込みの本物の英語で本格的なオペラを歌い上げる。その響き渡る歌唱力は月刊「財界」のカラー見開き2ページで激賞されたほど。
大谷「それではA子さんたちに!
Happy birthday to you~, (窓ガラスがビビるほど響き渡る声!)
Happy birthday to you~, (窓ガラスにひびが入ったかもしれない(笑))
Happy birthday, dear A子~, (しかもA子さんの瞳を見つめながら!)
Happy birthday to you~~~! 」
さすがロンドン仕込み!
会場からは割れんばかりの大拍手。
大谷「それでは!乾杯!」
会場一同「乾杯!」
そしてまた満面の拍手。
そこでみなさんがお待ちかねの水上理事長も芸術的とも言えるユーモアで大谷代表理事を祝福する。
水上「じつはつい2週間前、書くのに何か月もかかった『がん』の本がやっと出版になってクタクタになっていたんですが、そこで大谷さんから電話がかかってきて、『脳』の本をあと2週間で仕上げろと言う厳命をいただきまして(笑)」
会場からどっと笑い。
じつは会場の水上治ファンのみなさんはその「脳」の本の出版を「まだか、まだか」と首を長くして待っていたのだ。
水上「とにかくそれから大谷さんから毎日『どのくらい進みましたか』と電話で責められまして(笑)、 もともとスマートな私なのにさらに身の細るような思いでした(笑)」
会場からまたまたどどっと大笑い。
水上「しかし、ご安心ください。この身がガタガタになりながらも、無事、昨日書き上げました!」
会場から大拍手!
水上「この脳の本を読むととにかく元気になります。しかし大谷さんのようにもともとすごい方がさらに元気になると、私のように迷惑を被る人が増えるかもしれませんが(笑)」
会場も大谷代表理事も大爆笑。
この日も水上節が冴えわたり、会場は尽きることのない笑顔に包まれた。
初冬の渓谷で、春風に猿の親子の湯治かな
今週末は長野県の山奥の渓谷にあるひなびた温泉街の宿で過ごした。
この温泉街のシンボルだという共同浴場「大湯」の周りに7~8軒の旅館が点在するだけの小さな温泉街である。
誰でもたまに人の少ない時節にこういうひなびた小さな温泉街で過ごしたくなるもんじゃないだろうか。
宿泊した宿は風情のある瀟洒な旅館だが、街には人通りも少なく、すでに閉鎖している旅館もいくつか見受けられる。
いまは山奥の渓谷ではすでに紅葉も終わり、雪山に変貌しようとする時節なので、わびしさもひとしおだ。
部屋を取って、浴衣に羽織で冷たい大気の小さな温泉街を散策していると、その共同浴場「大湯」の前で見つけた。
小林一茶の句碑である。
じつはここ松川渓谷は深く見事な大渓谷で、その渓谷に埋もれるような山田温泉郷は昔から秘湯といわれ、松尾芭蕉、小林一茶、森鴎外、山頭火、与謝野晶子などの文人たちが何度も滞在している。
大自然の秘境にいる感覚に、己の力の無力を悟るからか、また己の力の及ばぬ大きな自然に包まれるからだろうか、インスピレーションが閃くように感じられるのである。
小林一茶の句は、
春風に 猿の親子の 湯治かな
なんとのどかで、幸せな一コマであることか。
しかし猿の社会はボス猿だけがすべての雌猿に子を産ませる。ほかの雄猿は雌猿に近づくことさえできない。
もしボス猿が敗れて新たなボス猿が誕生すれば、新たなボス猿は前のボス猿の子供たちを皆殺しにして、子供を失った雌猿たちに新たに自分の子を産ませるという。
しかもどんな屈強のボス猿と言えども、いつかは病に倒れ、老いて倒れる。雌猿たちは自分の子を殺されるときが来る。
猿がどこまで人間と同じ思考を有するかはわからないが、猿もこの猿社会の掟に従うのが嫌なら、ボス猿を倒して自分がボス猿になるか、もしくはこの集団から去るしかない。
猿の母子が湯治している様子は何度か映像で見たことがあるが、いま、この大渓谷の中で一茶の句に触れると、瞬く間に長閑で幸せなイメージと、弱肉強食の猿社会のイメージが広がって、
この母子猿の幸せなひとときに、永遠あれ、と祈るのみであった。
いま大渓谷は春ではなく、厳しい冬を迎えようとしている。いったい猿たちはどうしているのだろうか。