分断の時代を生きる(5) ジャパンハンドラーも焦ってるか
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- トランプさん (アメリカ大統領)
(ジャレッド・クシュナーとイヴァンカ・トランプ)
トランプ大統領は就任早々、TPPを推進する国際ユダヤ資本・白人エスタブリッシュメントに対して、強力なストレートパンチ(TPP離脱)を喰らわせた。
それで彼らの支配下にある全米のマスコミや、マスコミにおもねる有名人、マスコミに踊らされた人権団体、大手企業、大手企業と結託する労組などが一斉に反トランプで大騒ぎしている。
(マドンナさん、見え見えですよ(笑))
彼ら国際ユダヤ資本・白人エスタブリッシュメントの論理は、邪魔するものはマスコミやCIA、軍隊を使っても排除せよ、だ。
はやくもマスコミのスキャンダル報道によるトランプ大統領失脚説から、トランプ大統領暗殺説まで取り沙汰されはじめた。
ここでトランプ大統領の戦略に触れる前に、日本(安倍政権)の立ち位置について言及しておかなければならない。
以前も述べたが、グローバリゼーション(TPP)というのは、マスコミが喧伝しているようなみんな仲良く発展しようということではない。
日本も経済効果を得られるなんて話は彼らにおもねるためのストーリーにしかすぎない。
グローバリゼーション(TPP)の精神は、大航海時代以来えんえんと繰り返されてきた「国際ユダヤ資本・白人エスタブリッシュメントのグローバル化(世界各地の富の略奪)」に他ならない。
(→「分断の時代を生きる(2)」)
ところが、24日、
日本の安倍総理は「トランプ政権に対して粘り強くTPPの意義を説明し、TPPに復帰するよう働きかけていく」と表明した。
この、一見、マヌケに見える安倍総理の意向表明は何なのか?
しかもボンボンで育ちのいい安倍さんはこの一見マヌケに見えるイメージが似合っている。
じつは、安倍さんのこの意向表明は、じつに十分に熟慮され、計算されたものだ。
安倍さん自身は、トランプ大統領にこんな働きかけをしても通るわけがないことはよくわかっている。
というか、本音は、こんな働きかけは通らないほうがいいと思っているはずだ。
ようするに安倍総理の本当の狙いは、トランプ大統領に働きかけることではなく、国際ユダヤ資本・白人エスタブリッシュメントに対して日本の立場を表明しているのだ。
「日本は、国際ユダヤ資本・白人エスタブリッシュメントのグローバル化(TPP)に反対していませんよ」と。
彼らの攻撃の矛先が日本や安倍政権に向かないように誘導しているわけだ。
しかもこの働きかけが予想通り通らなかった場合は、「日本は安全保障など幅広い分野でアメリカ政府と協力関係にあるため、主張を貫けませんでした」と、言い訳ができる。
そして、もし万一、この働きかけが通ってトランプ大統領がTPPに復帰した場合、もしくはトランプ大統領が失脚してTPPに復帰した場合は、「日本は最初からTPP発効のために努力してきました」と、アメリカ全体に恩を着せることができる。
このあいだおれと安倍政権のフィクサーX氏が話をしたときのこと。
アメリカの国際ユダヤ資本、白人エスタブリッシュメント、アメリカ大統領、アメリカ国務省などの意向を受けて日本の政権をコントロールしている実力者をジャパンハンドラーというが、
いままでは、
「国際ユダヤ資本・白人エスタブリッシュメント」=「アメリカ大統領・国務省」
であったものが、
トランプ大統領の登場によって、
「国際ユダヤ資本・白人エスタブリッシュメント」vs「アメリカ大統領・国務省」
になってしまった。
フミヤス「X先生が親しくしている(ジャパンハンドラーの)マイケル・グリーンさんやキャンベルさんは、アメリカ本国の親分が二分化して困ってるんじゃないですか」
X氏「まあそうだな。いま水面下であらゆる画策と強力なネゴシエーションが進行している。」
フミ「そのあいだはマイケル・グリーンさんたちも安倍政権に強いネゴシエーションができなくて、日本にとってはいいかもしれないですね。」
X氏「そりゃそうだ。・・・それにしても物事は単純じゃない。トランプさんのブレーンで娘婿のジャレッド・クシュナーは正統派のユダヤ教徒だ。トランプ大統領がクシュナーを使いこなしている面もあるが、逆にクシュナーがトランプ大統領に影響を与えている面だってあるはずだ。」
そう、
日本の政権は、アメリカから来るさまざまな要求に対して、外務大臣や外務省を通してアメリカ大統領やアメリカ国務省と交渉を進めながら、
じつは同じ問題について、並行して(あるいは優先して)ジャパンハンドラーを通してアメリカの国際ユダヤ資本・白人エスタブリッシュメントとも交渉しなければならないのだ。
しかもそれは肉親関係をはじめとする個々のキーマンの信条と人間関係が大きくものを言う。
だから今回の安倍首相のように、公的にはトランプ大統領に対する働きかけを見せながら、じつはジャパンハンドラーとその先の国際ユダヤ資本・白人エスタブリッシュメントに日本の立場を表明するような芸当も必要とされるわけだ。
安倍首相は、じつはこの件だけでなく、いまのところ国際情勢全般に対してじつに的確に対応していると言える。
おれは今日はこのあと出かけなければならないので、続きはまた次回。
それでは!