分断の時代を生きる(10)籠池理事長の黒幕?
- テーマ:
- トランプさん (アメリカ大統領)
森友学園の籠池理事長の勢いが止まらない。
しかし気にかかる点が2つあります。
一つは、結果的に国家の政権を敵に回している籠池さんなのに、あまりにも自信と余裕がありすぎるように見えること。
かなりの実力者であっても、巨大な権力を敵に回して、孤立無援で、自滅覚悟で私憤をぶつけているなら、もっと必死で悲壮な表情になるものだ。
それが自信と余裕に満ちて、逆に国家・政権を追い詰めようとしている。
もう一つは、去年から続いていた森友学園問題が、安倍政権を揺さぶるような「政局」の様相を帯びてきたのはつい最近だということ。
ついこのあいだまでは安倍総理の表情は自信に満ち、最強政権の余裕があった。そして籠池さんのほうはまさに自滅を覚悟した悲壮な表情だった。
これが逆転したのは先月(2月)ころではなかったか。
もちろん国家の資産を格安で払い下げた政治家や官僚は糾弾されるべきだ。
しかし、いま日本は戦後70年ではじめて安倍内閣によって憲法を自主改正できる国会の議席が実現している。すくなくとも憲法問題を解決するまでは安倍政権を守りたい。
それに国際情勢がプーチン大統領、習近平主席、トランプ大統領など最強タヌキが揃っている中で、日本だけ以前のような毎年政権が変わるような状況に戻してはいけない。
安倍政権を守ることは日本の国民的コンセンサスとみてよかった。
先月2月というと、
周知のとおり、安倍総理はトランプ大統領と100点満点の盟約を結んだ。
そのトランプ大統領は1月の大統領就任演説で「アメリカの政治の実権をアメリカの支配者からアメリカ国民大衆の手に取り戻す」と宣言し、そのアメリカの支配者と子分のマスコミから激しい攻撃を受けている。
そしてこのアメリカの支配者とマスコミは、2月以降、トランプ大統領を抑え込みつつあるようにも見える。
森友学園が政局になってきたのが同じ2月だというのは偶然だろうか?
日米関係の実態を見ると、
実力者マイケル・グリーンさんやカート・キャンベルさんらは、アメリカ国務省とは別途に、アメリカの支配者の意向に沿ってマスコミ、検察、CIA、在日米軍などを駆使して日本の政権をコントロールする。
彼らはキッシンジャー学校のメンバーで、ジャパンハンドラーズと呼ばれる。日本の政権を担う政治家たちが心底ビビる相手だ。彼らの意向に反する政権・権力者がことごとく潰されてきたからだ。
一番心配すべきなのは、アメリカの支配者やジャパンハンドラーズも、中国共産党政権も、北朝鮮の金政権も、韓国の歴代政権も、旧ソ連はもちろんロシア・プーチン政権でさえも、この70年のあいだ日本の憲法改正を必死に妨害してきたという事実である。
まったく立場の異なるこれらの国々であるが、じつはこの一点においては、みなスタンスが一致しているのだ。
その憲法改正を安倍政権が進めようとしている。安倍政権はこれらの国々から、いつ、どんな罠を仕掛けられてもおかしくないのだ。
(日本外国特派員協会プレスクラブで余裕で話す籠池理事長)
そこで、森友学園問題。
籠池さんの自信と余裕は、孤立無援の者のそれではない。自分の敵(安倍政権)よりも強大なバックが付いたようにしか見えない。
そして先週23日、籠池さんは国会の証人喚問のあとすぐ、日本外国特派員協会で余裕満々の記者会見を行った。
というのは、この日本外国特派員協会というのが曲者だからだ。
おれも日本外国特派員協会(プレスクラブ)の会員だったのでよくクラブのほうを利用したが、ここはアメリカのマスコミや情報機関やジャパンハンドラーズの日本における活動拠点の一つなのだ。
そしてこの日本外国特派員協会での記者会見は、彼らの合意がなければ行うことができない。というか、彼らが仕組んでいろいろな記者会見を開催する。
ということは、すくなくとも籠池さんはアメリカのマスコミやジャパンハンドラーズとつながっていて、この記者会見が仕組まれたことになる。
さあ、先月以来、籠池さんのバックに付いて安倍政権を揺さぶろうとしている黒幕がいるとしたら、それは誰か?