フミヤス・サンタゲバラ クラブ

人間と世界を動かしている秘密と真相を勝手に書いていきます。 このブログには実在の政財界のフィクサー、実力者、著名な実業家、メスネコなどが登場します。

細川元総理 何も語らずとも

 


(左から時計回りに、フミヤス、アマン東京の加藤社長、防衛省のドン坂上理事長、細川護熙元総理。アマン東京にて。)
 
 
 
元総理大臣の細川護煕さんと、いつものメンバーの坂上理事長、加藤社長、おれの4人で忘年会のひとときを過ごした。 
 
おれと坂上先生と加藤さんとはよく会ってるし、加藤さんと細川さんは親の代からの付き合いなのだが、この4人でそろって会食の席に着くのは今回が初めて。 
 
 
 
会合の本題は書くわけにはいかないので、 
 
余談をいくつか・・・ 
 
 
 
貴乃花親方と相撲協会について≫ 
 
熊本の吉田司家が代々相撲の宗家を務めてきたので、吉田司家の主君であった細川家は現在も相撲協会とは特別な関係にある。 
 
細川「昭和の終わりに吉田司家横綱の任免権を相撲協会に譲渡しましたが、その本当の理由は、横綱の任命式のたびに相撲協会の理事長や横綱が熊本に出向くのが億劫だったからなんですよ(笑)」 
 
加藤「それでかえって相撲協会はいろいろ問題を起こすようになったと思います。相撲協会の理事は経営のプロを中心に構成すべきですよね。」 
 
フミ「貴ノ岩の問題も、横綱を独占しているモンゴルの力士たちが仲間内で手加減し合う八百長をやっているので、一本気な貴乃花は反抗しているんですよね。相撲協会も同じ八百長体質が染みついてますので。」 
 
坂上貴乃花はいままで貴ノ岩をモンゴル力士の集まりに参加させなかったんですが、このあいだはたまたま貴ノ岩が勝手に参加してしまって、ああいうことになったんです。」 
 
加藤「ただ貴乃花の幼稚な対応が問題をわかりにくくしていますよね。他のスポーツならまだしも、相撲が国技でもあることも問題です。」 
 
フミ「さらに言えば相撲は古代から続く日本の神事ですから、日本人の範疇をモンゴル人にまで広げるかどうかということを真剣に検討しないといけないと思います。」 
 
 
 
宮本武蔵について≫ 
 
宮本武蔵佐々木小次郎を破った巌流島の決闘は細川家が主催したもので、細川家の家老が立会人を務めている。武蔵はその後細川家に仕官し、細川家の庇護のもとで五輪の書を執筆する。 
 
細川「佐々木小次郎宮本武蔵の一撃で倒れたわけですが、じつはその時点では死ななかったんです。」 
 
一同「えっ!ほんとですか?」 
 
細川「立会人をしたウチの家老が報告書を書いてるんですが、それを読むと、倒れはしたものの、しばらく経って息を吹き返して立ち上がったんです。」 
 
坂上「それは新事実ですね!」 
 
細川「小次郎の弟子は大勢いたので、小次郎が弟子たちを使って復讐してくるのを武蔵の弟子たちがおそれたんですね。それでそこにいた武蔵の弟子たちが立ち上がった小次郎にいっせいに切りかかって打ち取ったんです。」 
 
一同「ほんとですか! いや~、びっくりですね(笑)」 
 
 
 
≪機密情報の取扱いについて≫ 
 
細川さんは史上初めて自民党を破って細川政権を樹立したが、政権基盤は日本新党細川護煕)、新生党小沢一郎)、社会党公明党など8党派による連立政権だった。 
 
坂上「総理はご在任中は機密情報の取り扱いについてだいぶ気をお使いになったんじゃないでしょうか?」 
 
細川「なにしろ閣内にこれは中国やロシアに情報がつつぬけになると思われるメンバーもいましたから。」 
 
フミ「閣議とは別に政権運営の会議が必要ですね。」 
 
細川「ええ、実際にそういう会議を作りました(笑)」 
 
加藤「ほんとにご苦労なさいましたよね。でもそれでいまの細川先生がある(笑)」 
 
 
 
 
ご存知のとおり、いまの細川さんは陶芸家として、画家として当代一流だ。 
 
細川さんの作陶による茶碗は数百万円で取引され、現在は歴史に残る薬師寺東大寺の障壁画に取り組んでいる。 
 

 

細川護熙さん、薬師寺のご自身作の障壁画の前で講演。障壁画全体の完成は2019年予定。)
 
 
 
日本ほどの大国(日本は現在世界3位、細川首相の当時は世界2位の大国)の宰相を務め、且つ芸術家としても当代一流というのは他に例がないのではないか。
 
しかも細川家は言わずと知れた熊本54万石のお殿様。護煕さんの実弟の近衛忠煇さんは美智子皇后が総裁を務める日本赤十字社の社長。 
 
しかしそういう事々が重要なのではない。 
 
 
 
どこまでも謙虚、限りなく無欲、わびさびと質素清貧を愛する人柄が素晴らしいのだ。 
 
細川さんは自ら語らなくとも、なんの贅沢をしなくとも、気品が漂う。 
 
現在の日本で最強のフィクサーT先生が細川さんを「殿」と呼んでいろいろお世話するのが如何にも嬉しそうなのだが、そのT先生の気持がわかるような気がした。 
 
 
 
 
 
ということで今年最後の忘年会の素晴らしく楽しいひとときも終わり、あとは大晦日、新年へと突入することとなった。 
 
 
みなさま、本年中はたいへんお世話になりました。 
 
どうぞ、よいお年をお迎えください。