フミヤス・サンタゲバラ クラブ

人間と世界を動かしている秘密と真相を勝手に書いていきます。 このブログには実在の政財界のフィクサー、実力者、著名な実業家、メスネコなどが登場します。

日本総合戦略研究所 年頭のご挨拶 「今年は霊的力を味方につけよう」

 


 (市川海老蔵
 
 
 
年頭のご挨拶 (財団にて)
 
 
新年あけましておめでとうございます。
 
いま、アメリカでトランプ大統領を揶揄する出版物が話題になっています。またトランプ大統領が誕生してからこの1年のあいだに、「分断」や「断絶」という言葉が世界中で喧伝され、さまざまな問題が勃発し、北朝鮮も戦争の危機に直面してしまったように見えます。
 
しかし、もともと1年前、トランプさんが大統領就任式で宣言した「分断」とは、アメリカの建国当初から国家の富を横領し独占してきた巨悪(国際ユダヤ資本と白人エスタブリッシュメント)をアメリカから分断し、アメリカの富と政治をアメリカ国民大衆の手に取り戻す、というものでした。
 
それは、かつてカストロゲバラが、ユダヤ資本家や白人エスタブリッシュメントキューバから分断し、彼らが横領し独占していた国富をキューバ国民の手にとり戻した精神と同じで、まさに英雄的な大統領就任演説だったのです。
 
しかしその後、巨悪の傘下にある全米のマスコミや検察権力によってトランプ大統領は徹底的に攻撃され、貶められました。「分断」の意味は誤魔化されて、「人種差別や国家間の対立」という低レベルの意味にすり替えられました。
 
そしてトランプ大統領自身も、国民大衆と巨悪との狭間をじつに稚拙に隙だらけに遊泳しているうちに、いつの間にかそういう低レベルの政治姿勢に陥ってしまったような感もあります。
 
現在、巨悪は巧妙に元の闇に隠れつつあります。
 
 
 
正月、ローマ教皇庁のトーラン枢機卿は、日本の神道の信者への新年の挨拶の中で、この世界情勢を「世代間の断絶」という言葉に託してメッセージしました。
 
トーランさん曰く。「経済的繁栄を次の世代に残すだけでは、幸福も、正義も、平和も保障されません。次の世代に伝えるべき真の宝は、わたしたちそれぞれの宗教がもつ信仰の霊的遺産です。平和への脅威は軍事衝突や敵対心によって解決することはできません。知恵、対話、忍耐、寛大さの力によってしか解決できないのです。これこそがわたしたちが次の世代に継承すべき霊的遺産です。解決手段は、交流の中で表現される愛と理解です。」
 
このメッセージだけ読めばまさにそのとおりです。しかし、そこでわたしたちは誤魔化されて真の意味の「分断」を見失ってはならないと考えます。またその先にある「一如」を見逃してはならないと考えます。
 
本当のことを言ってしまえば、本当に世界を動かしているのはトランプ大統領でも習近平国家主席でもありません。国際ユダヤ資本でも白人エスタブリッシュメントでもありません。
 
本当に世界を動かしているのは、じつは誰もが心の深層で気づいているように、圧倒的なパワーを持つ霊的力です。国際ユダヤ資本家も白人エスタブリッシュメントもその霊的力の一面を担っているにすぎません。
 
聖書は、神に繋がる者はこの霊的力によって生かされて実を結ぶが、神に繋がらない者はこの霊的力によって地球から分断されて焼かれてしまう、と繰り返し断言します。地球は明確に二つに分断するのです。
 
これは日本人の美徳である悪人正機を否定するものではありません。イエスも自分は取税人や娼婦など悪人たちの味方であると宣言しています。そのうえで、善人面して人類の富と精神を横領しているユダヤの指導者たちは分断され、地獄に落ちて滅ぶと断言しているのです。
 
 
 
何より大切なことは、愛という言葉を抽象的なものにしないことだと考えます。
 
トランプ政権に限らず、キューバの国富回復やアジア諸国の独立に見てきたように、巨悪を分断することは極めて困難です。

しかしそれは、じつは私たち人類が自分の快楽や利得などの人間的な欲や自己中心性を愛から分断できず、混在したまま放置していることこそが真の原因ではないでしょうか。
 
かつて人間は人間的な思案によって快楽を求め、それによって苦難が生じました。利得を求めたことによって損失が生じました。この霊的世界では楽を求めれば苦が生じ、得を求めれば損が生じるのです。
 
理屈ではなく、誰もが心の奥の直観で知っているように、愛は、楽も得も無く、苦も損もありません。ただ尽くす愛一如の精神です。隣人を守り、愛する人を守るために自らの生命をも惜しまぬ精神です。楽も得もありません。だから苦も損もありません。一如なのです。
 
かつて多くの日本人兵士がアジアの人々の独立のために戦って戦死していった愛一如の精神は日本の宝です。昨年亡くなられた小林麻央さんが最後まで愛の一如に生き抜いた姿は人類全体の宝でしょう。
 
トーランさんの言うとおり平和への脅威は軍事衝突や敵対心によって解決することはできません。しかし、あえて断言してしまえば、知恵、対話、忍耐、寛大さなどの人間の力によっても解決することはできないのです。
 
わたしたち自身が自分の快楽や利得を分断し、愛の一如を選択することによって神と共振し、神と繋がり、圧倒的な霊的力が働いてこそ解決できるのだと考えます。
 
 
 
今年は戌年です。安田佐和子さんによると、「戌」は草木が枯れ果て滅びる状態を表すとともに、「戈(ほこ)」と「一」から成り立つため「刈り取って一つにまとめる」という意味があるそうです。
 
たしかに「戌」の前の「酉」が収穫を表し、「戌」の後の「亥」は草木が種の中で育つことを表すので、「戌」の年である今年は、すべてが滅び、次の新しい種へとバトンタッチさせる年である、ということになるかもしれません。
 
してみると、今年は褌をぎゅっと締め直して、どすこい!と両脚を地につけて踏ん張って己の欲や自己中心性を分断し、心して愛一如の覚悟を決めるべき年であると思います。
 
 
 
2018年1月9日
(財)日本総合戦略研究所
相談役 古鳥文康 (フミヤス)