イージス・アショア暴露事件、大どんでん返しか?
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- 坂上芳洋さん (防衛省のドン)
4日前のこと、
日本総合戦略研究所の坂上理事長から電話があった。
坂上理事長曰く 「例の件、来週、〇○新聞が記事にすることになった。〇○新聞が原稿の下案を送ってきたので修正して返した。」
話は先月にさかのぼる。
9月28日、久間元防衛大臣が主催する国際平和戦略研究所のレセプションにおいて、坂上理事長がイージス・アショア(陸上配備型のミサイル迎撃システム)の講義を行ったが、その際に導入における決定的な問題点を暴露した。
決定的な問題点と言うのは、かつてのロッキード事件を連想させるような要因をはらんでいるからだ。
その場に列席した閣僚や国会議員たちはざわめき、取材に来ていた新聞記者たちは興奮して、講義終了後、坂上理事長に「必ず記事にします!」と騒いでいた。
しかしその後平穏が続いていたので、この暴露情報はどうやら各勢力のせめぎ合いの中で握り潰されたようだと判断していた。
われわれは特定の政治家の失脚や政界の混乱を望むものではないので、この暴露が関係各位の肝を冷やし、少しでも自省につながれば、まあ、よしとするべきだろう、としていたのである。
ところが4日前のこの電話である。
一昨日の日本総合戦略研究所の幹事会でも緊迫した議論が交わされた。
決定的な問題点とは何か?
坂上理事長の指摘するポイントは次のとおりである。
今般、日本の陸上自衛隊がイージス・アショアを導入するにあたって、米国のミサイル防衛庁が提案してきたレーダーは、
1.米国レイセオン社製の「SPY-6」
2.米国ロッキード・マーチン社製の「SSR」
の2つである。
これに対し、日本の防衛省は米国ロッキード・マーチン社製の「SSR」を選定した。
理由としては基本性能や価格を評価したとしている。
しかしこれが坂上理事長に言わせれば「ちゃんちゃらおかしい」のだ。
だから先月、久間元防衛大臣の会合でその「おかしい」矛盾点を暴露したわけだ。
なにしろ日米合同演習の日本側総司令官であるだけでなく、日米欧の多国籍弾道ミサイル防衛会議議長、日米欧弾道ミサイル防衛戦術ゲーム主管である。米国レイセオン社の上級顧問も10年にわたって務めてきた。
日本の海上自衛隊のイージス艦(ミサイル防衛の軍艦)の導入を決めたのも防衛省時代の坂上理事長である。
坂上理事長が「おかしい」と指摘するのは、
1.日本の海上自衛隊のイージス艦に搭載されているレーダーは米国レイセオン社製の「SPY-1」である。当然ながら同じレイセオン社製のレーダー「SPY-6」を使えばコストが大幅に下がる。米国ロッキード・マーチン社製の「SSR」は5割も高い。
2.同じ理由で日本の自衛隊隊員たちは米国レイセオン社製の「SPY」シリーズの運用に慣れている。別の機種を使えば最初から勉強し直さなければならない。
3.しかも米国ロッキード・マーチン社製の「SSR」は構想段階のレーダーであり、まだミサイル射撃試験などを行っていない。
などなど、「おかしい」点のてんこ盛りだ。
問題はこの「おかしい機種選定」が行われた背景がどこにあるか、である。
もちろんロッキード・マーチン社が米日で強力なロビー活動を行っていることは明らかである。かつて日本の田中角栄元首相を葬り去ったロッキード事件のときと同じ構図だ。ロッキード社の体質は変わっていない。
これが事件になった場合、事件の対象にされるのは、ロッキード・マーチン社のロビー活動に関わって協力した日本の政治家や官僚たちである。かつてのロッキード事件のときのように賄賂を貰っていればアウトである。
しかし、賄賂を貰っていても貰っていなくても、事件になるときは事件になる。
小沢一郎さんが総理になり損ねたときはマスコミが大騒ぎして小沢さんを悪者に仕立てて失脚させてしまったが、裁判の過程での綿密な調査の結果は小沢さんに不正はなかった。
あれだけ濡れ衣を着せたマスコミは小沢さんが失脚してしまうと知らんぷりで一言のお詫びもない。
ようするに、これが大事件になるかどうかは、賄賂などの不正があるかどうかではなく、マスコミの方針次第なのだ。
しかし以前述べたとおり日本のマスコミは全く自主性がない。100%アメリカのマスコミの支配下に置かれている。米英情報ピラミッドである。
しかもアメリカのマスコミの資本系列は、
NBCテレビ (ロックフェラー財閥系)
AP通信 (ロックフェラー財閥系)
ウォールストリートジャーナル (ロックフェラー財閥系)
USニュース&ワールドリポート (ロックフェラー財閥系)
ABCテレビ (ロスチャイルド財閥系)
CBSテレビ (ロスチャイルド財閥系)
ロイター通信 (ロスチャイルド財閥系)
ニューヨークタイムズ (ロスチャイルド財閥系)
ということであり、
マスコミは、経営陣の白人エスタブリッシュメントと、その親分のロックフェラーやロスチャイルドなどの国際ユダヤ財閥に支配されている。
すなわち国際ユダヤ財閥の一存で米日のマスコミは大騒ぎし、政治家を失脚させる。
いままでは決定的にそうだった。
しかし、いまやそれほど決定的ではなくなってきた。
それほど決定的ではなくなってきたのは、ヤフー・グーグルを超えるパワーを持つ第三の男に書いたとおり、インターネットの進化のスピードが大きくて旧マスコミのコントロールが効かなくなってきたことが一つである。
そして昨年国際ユダヤ財閥のドンであったデービッド・ロックフェラー氏とその片腕のブレジンスキー氏が亡くなったことが大きい。主な司令塔がいなくなったのだ。
残る司令塔はもう一人の片腕だったキッシンジャー博士(95歳)だけである。
それでトランプ大統領はツィッターなどインターネットを駆使しながら辛うじて生き残っていると言える。
キッシンジャー氏が亡くなったあとのアメリカのマスコミと政財界は統一性が保たれるのか。ブラックストーン社あたりが新たな指導者になるのか。あるいはトランプ大統領などの新勢力が台頭するのか。いま水面下で駆け引きが行われている。
閑話休題!
坂上理事長の暴露情報が来週記事になるかどうかは、〇○新聞社の来週の動きによる。
しかし、それが記事になったとしても、それが大事件に発展するかどうかは、やはりアメリカの旧勢力(国際ユダヤ財閥と白人エスタブリッシュメント)の動向によるところが大きい。
その動向によっては、単に「日本の防衛省の選定作業が甘かった」と、防衛省幹部を責めるだけの小さな騒ぎで終わる。
またその動向によっては、「安倍政権はロッキード・マーチン社との癒着があるのか!」という論調に発展して大きな騒ぎとなって政権を揺るがす。
おれのこのブログは新勢力トランプ大統領の肩を持つ記事が多いのではないかと思われるかもしれないが、それは日本のマスコミがアメリカ旧勢力の言いなりであまりにも幼稚なトランプ大統領攻撃を繰り返すから真相を語っているだけであって、
われわれは基本的に中立である。
われわれはアメリカの支配勢力がどうであろうと、それに踊らされる日本の政界やマスコミがどうであろうと、
ただ黙々と日本人の愛と和の精神、大和魂をより深く探求し、日本人の真の再生を目指すのである。
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