美味いワインとともに、本年もありがとうございました。
- テーマ:
- 水上治さん (医学博士)
今年最後の忘年会、
医療系の仲間とじつに楽しいひと時を過ごした。
本当はその翌日も忘年会が入っていたのだが、連日はきついのでそっちは会社の幹部に代理で出席してもらった(笑)
メンバーは
(財)国際健康医療研究所理事長の水上治さん
(財)国際健康医療研究所代表理事の大谷雄策さん
(社)日本健康倶楽部事務局長の市川亨さん
そしておれの4人。
(財)国際健康医療研究所は、今夏、水上さんと大谷さんとおれが中心になって設立した財団で、日本型医療の確立と世界への発信を目指す。
理事長に選出された水上治さんは多くの学会の理事長や会長を務める医学会の指導者だが、テレビや雑誌などで見かける温厚な雰囲気にかかわらず、じつは燃えるような激しく熱い情熱を秘めている。
いや、秘めているというより、水上節の論調や著作に触れればわかるように、彼は、世界の医学界を覆っている嘘っぱちやインチキ常識をぶち破り、人類が本当に救われる真の医療を確立しなければならないという大きな使命感に突き動かされ、情熱が火山のごとく噴出しているのである。
忘年会の場所は幹事役の大谷さんのホームグラウンドの三井倶楽部。
大谷さんは多くの会社の役員や顧問を兼任していて、三井信託銀行の取締役でもあったので三井倶楽部がフリーパスなのだ。
現地集合の約束のところ、おれが乗ったタクシーは道路がめちゃめちゃ混んでいてだいぶ遅刻してしまった。
と言っても、なにしろ水上治、大谷雄策、市川亨という論客3人がそろっているのだから、おれが到着したときにはもうワインで大いに盛り上がっていた。
とくに大谷さんは財界の社交界の親分として今年の月刊「財界」の見開き2ページを飾ったほどの社交界のドン。アカペラでシャンソンやカンツォーネを本場ヨーロッパの歌手以上に見事に歌いこなす凄腕。
盛り上がるなという方が無理だ(笑)
おれも遅れたお詫びを言いながら席に着くと改めて感謝の乾杯となった。
美味いワインとともに水上節が冴え渡る!
健康とは?
病院に縁がないから健康なのではない。健康とは一人の人間の身体全体の37兆の全細胞が完璧に機能している状態で、風邪一つひかず、仕事や勉強に積極的に取り組んでいて、家庭や学校、職場という自分が所属するコミュニティの中で支え合い助け合って過ごしている。生きていることが幸せである。そして、何歳になってもささやかな夢を持ち続けている。これが真の健康である。
日本型の医療とは?
明治以来日本を支配している欧米型の医療は、医師が患者を対象物として捉え、ある意味一方的に病巣を切ったり貼ったり、病原をせん滅しようとする。
しかし日本人そのものの自我の構造は、東洋人・農耕民族だ。自己主張をせず、周囲との平和を好む。人間は自然の一部であり、自然と調和して生きてきた。自然を征服するという発想はない。だから日本人は、病巣をえぐり取るのではなく、人体という小宇宙を大宇宙と調和させることによって、自然治癒力で病気は治る、という医学体系を築いてきた。
日本人の患者の特質は?
たとえば癌告知について、日本人は癌告知後1年以内の患者の自殺率が、癌患者以外の人に比べてなんと24倍もある。スウェーデン人は癌告知後1年以内の自殺率は、癌以外の人に比べて約3倍であり、日本人よりはるかに低い。日本人は、愛する家族や周りの人たちを苦しめてしまうよりも、むしろ・・・・と、絶望して自殺を選んでしまうのだ。日本人は欧米と明らかに違う風土、人間性なのだ。