フミヤス・サンタゲバラ クラブ

人間と世界を動かしている秘密と真相を勝手に書いていきます。 このブログには実在の政財界のフィクサー、実力者、著名な実業家、メスネコなどが登場します。

サンクゼール物語 長野県北アルプスの麓にて

 

(レストラン・サンクゼールにて スマホで絶景を撮っているおれの後ろ姿を撮られた(笑))

 

 

 

長野県の北アルプスの麓、飯綱町のワイナリーレストラン・サンクゼールに立ち寄った。

 

このレストランは、フランスの田園を思わせる飯綱町の街並みと田園を一望に見渡すことのできる丘の上に、

 

スペイン風の建築で、

 

バルセロナ郊外の美術家夫妻が経営する旅籠屋(オーベルジュ)をモデルにして建てられた。

 

その絶景を見渡せる窓辺のテーブルで、長野県産の濃い桃のジュースにデザートを摘まみながら、

 

午後のちょうど手すきの時間だったこともあって、ウェイトレスから心惹かれる物語をゆったりと聞くことができた。

 

それはサンクゼール物語と名付けられていた。

 

 

 

ウェイトレスの話は語る・・・

 

 

・・・・・・・・・

 

 

1975年、

 

サンクゼールの創業者「良三さん」は

斑尾高原でペンションを始めました。

 

2日目のお客さんであった「まゆみさん」と結婚して、

忙しく営業していましたが、

 

ある日、忙しさに疲れたまゆみさんは

横浜の実家に帰ってしまいます。

 

まゆみさんに戻ってきてほしい良三さんは説得しましたが、

ペンションをこれ以上続けるなら離婚すると言われてしまいます。

 

良三さんは決心して、ジャムの製造販売に転身する決意をします。

当時からペンションの朝食で出していたまゆみさんのジャムが

おいしくて評判だったからです。

 

1983年、良三さんとまゆみさんは、

新婚旅行としてフランスのノルマンディーを訪れます。

 

豊かな自然と美しい田園風景に囲まれたレストランでは、

週末に老夫婦がのんびりと食事やワインを楽しんでいて、

豊かで文化的な田舎の姿がありました。

 

これを日本でも実現させたい。

 

ここからサンクゼールのストーリーが始まりました。

 

 

・・・・・・・・・

 

 

ウェイトレスの話がとても興味深かったので、レストラン内で販売している書籍「サンクゼール物語」も注文し、

 

書籍をめくりながら、彼女の話を聞くとさらに面白い。

 

 

良三さんは苦労をしながらジャム工場を建設するが、事業家の定めで、何度も自殺を考えるほど追い詰められていく。

 

そしてそういう苦悩の中でキリスト教を信仰するようになり、後に社員たちと共にキリスト教会を建てるほど、信仰と経営が一体となっていった。

 

それで書籍の「サンクゼール物語」も、良三さんの経営の物語の節目ごとに、聖書の一節を対比させていて、

 

これが、なぜか、とてもユーモラスで面白い。

 

 

 

サンクゼール物語は語る

 

 

・・・・・・・・・

 

 

帰国後、良三さんは周りの村々の村長さんたちを訪ねて行って「ジャム工場を作らせてください」と頼みましたが、みんなに断られてしまいます。

 

しかしそんな中で三水村(現在の飯綱町)の村長さんだけは「いいですよ」と言ってくれました。

 

良三さんは仕事が終わってから毎晩一人で、これから工場を建てる場所に立って、周囲を歩き、将来の夢やビジョンで夢を膨らませました。

 

そして良三さんは夢だったジャム工場とワイン工場とぶどう畑とお店とレストラン「サンクゼール」を建てることができました。

 

 ↓

 

「求めよ、そうすれば与えられる。

探せ、そうすれば見つかる。

戸を叩け、そうすれば開けてもらえる。」

(マタイ7:7)

 

 

・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・

 

 

良三さんは工場や畑を作るために銀行からたくさんのお金を借りました。

 

ある日、売上が6億円なのに、借金が8億円となり、お金を銀行に返せなくなってしまいました。

 

良三さんはすごく困りました。

 

良三さんは「ああ、朝が来ないほうがいいなー」と毎日思い、死んでしまいたいと考えるようになりました。

 

銀行の人たちからは、犯罪者のように扱われ、心はすごく傷つきました。とうとう良三さんは声が出なくなってしまいました。

 

良三さんは「自分はダメな人間だ」と思いました。

 

 ↓

 

「破れ、砕かれ、後悔している魂にこそ、神は目を留められる」

詩篇51:17)

 

 

・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・

 

 

良三さんはクリスチャンとなってからも、銀行へお金を返すために一生懸命働きました。

 

それからも何回か会社が倒産しそうになりましたが、いつも不思議な助けがありました。そして会社をつぶさずに頑張ることができました。

 

良三さんは仕事に疲れた時、会社が苦しい時、大入りのぶどう畑や隣の森の小道を一人で散策しました。

 

歩きながら祈ったり、大自然の光や木々や草花に癒されたのです。

 

 ↓

 

「真の助けは山々を作られた神からくる。

あなたの全生活を、神は目に留め、援護してくださる。」

詩篇121:2,8)

 

 

・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・

 

 

あるとき、2億5千万円ものお金を良三さんに出してくれる人が現れました。

 

その時は本当にびっくりしてしまいました。

 

思わず神様にひざまずきました。

 

 ↓

 

「神は私たちのために最高の計画を立てておられる。

それは祝福を与える計画で、バラ色の将来と希望を約束する。」

(エレミヤ29:11)

 

 

・・・・・・・・・後略・・・・・・・・・

 

 

現在、良三さんのサンクゼールは、広大な農園に、大きな工場で膨大なジャムやワインを製造し、全国に多くのレストランを展開して、社員は1000名を超える。アメリカにも広大な農場と工場を持つ。

 

 

 

このサンクゼール物語は、キリスト教の宣伝書籍のように受け取れるかもしれないが、

 

じっさいに会社の経営に携わる者の視点で見れば、おれの周りの成功を勝ち取っている経営者たちもみな同じで、経営者のありのままの真理でもあると思った。