フミヤス・サンタゲバラ クラブ

人間と世界を動かしている秘密と真相を勝手に書いていきます。 このブログには実在の政財界のフィクサー、実力者、著名な実業家、メスネコなどが登場します。

分断の時代を生きる(7) 裏舞台のラプソディー

 

(大統領選挙中の昨年518日、ギャングのようなSPたちが警護しているキッシンジャー宅を訪問するトランプさん)

 

 

 

おれが所属する企業グループの創業者K会長は、傍から見るとアメリカのマフィアと間違われるような雰囲気があった。

 

それで、会長が亡くなる直前(6年前)までおれと会長の2人で銀座や湯島に飲みに行ったが、よくクラブや料亭でマフィアのボスが接待されるようなおもてなしを受けた(笑)

 

それはたんに会長の185㎝の身長、スマートさ、黒系の高級スーツ、黒の大型ベンツ、身のこなしを訓練された空手8段(世界5位)の運転手、というマフィアのような外観もあるが、

 

なによりも会長の醸し出す威厳、何者も恐れないボスとしての風格、そしてたまに垣間見せる深い包容力といった人間性から来るものが大きかった。

 

じっさいに歴代総理大臣フィクサーだったし、広域暴力団といえどもK会長に逆らう者はいなかった。

 

 

 

このK会長のアメリカにおける事業パートナーがブラックストーン・グループだ。

 

このブラックストーンこそがいまのアメリカで最も恐れられている会社だろう。

 

何を恐れられているかについては、このブログでは書くことができない。

 

 

 

ブラックストーン会長のピーターソンが世界を支配する外交問題評議会の名誉会長で、同CEOのシュワルツマンがトランプ大統領フィクサーであることだけでも恐れられるが、

 

この会社にはもう一人黒幕のフィクサーがいて、彼の名前も書くことができない。

 

 

 

じっさいブラックストーンは仕事のやり方も強引だ。

 

いまのトランプ政権を押さえているのもブラックストーン・グループだと言っていいくらいだ。

 

おっと、また書きすぎか。

 

まあ、いいだろう。

 

K会長もそうだが、アメリカの権力者というのも多分にフィクサーとかマフィアとかのにおいがするものだ。

 

 

 

前回の話を読んだ人は、トランプ政権は少なくとも3人のフィクサーによって押さえられていることが見えてくると思う。

 

その3人とは、

 

ヘンリー・キッシンジャー

(歴代アメリカ大統領の指南役 93歳)

 

ピーター・ピーターソン

外交問題評議会名誉会長・ブラックストーン会長 90歳)

 

ティーブン・シュワルツマン

(大統領戦略政策フォーラム議長・ブラックストーンCEO 70歳 実行部隊)

 

 

 

3人とも元々は親中国派である。(→「分断の時代を生きる(6」)

 

キッシンジャーとピーターソンは国際ユダヤ資本の親分デービッド・ロックフェラー代理人で、

 

ピーターソンの子分であるシュワルツマン(大統領戦略政策フォーラム議長)が、トランプ大統領をハンドリングしようとする実行部隊だろう。

 

だからシュワルツマン議長が率いる大統領戦略政策フォーラムのメンバーは、エクソンモービル前会長のレックス・ティラーソン(現国務長官)、GE前会長のジャック・ウェルチ、JPモルガン・チェース会長のジェイミー・ダイモン、GM会長のメアリー・バーラ・・・など、アメリカを代表する大企業のトップ(いわゆる白人エスタブリッシュメント)が揃っていて、

 

これらの大企業はいずれもロックフェラー財閥(国際ユダヤ資本)系の会社だ。

 

 

 

ということは、トランプ大統領はその言動とは裏腹に、ロックフェラー=国際ユダヤ資本に取り込まれていることになるのか?

 

 

 

じつは、昨年の大統領選挙中、まだ泡沫候補から抜け出たばかりのトランプさんが一挙に勢力を挽回した瞬間があった。

 

昨年518日に、トランプはキッシンジャーを訪問しているのだ。(→上の写真

 

評論家の副島隆彦さんはこれこそトランプが大統領への道を開いた決め手だと言っているが、その通りだろう。

 

ここから一挙にメディアのトランプ支持率が急上昇し、あらゆる団体がトランプ陣営に雪崩れ込み始めたのだ。

 

言葉を換えれば、トランプはキッシンジャーを通して国際ユダヤ資本と手打ちをして大統領への道を開いたと言える。

 

 

 

昨年1117日、大統領選で勝利したトランプさんを安倍首相が訪問したが、そのお膳立てをしたのもキッシンジャーだと言われている。

 

というか、安倍総理は本当はキッシンジャー(国際ユダヤ資本)に挨拶に行ったという方が本音かもしれない。自分とトランプさんとの関係をよろしくお願いします、と。

 

 

 

ところが!

 

トランプさんは選挙に勝って大統領就任が確定すると、

 

大統領就任式の前月、昨年122日、キッシンジャーが中国を訪問している最中に、

 

「一つの中国という原則」(キッシンジャーが作った)を無視して、台湾(もう一つの中国)の蔡総統と電話会談を行い、「一つの中国という原則にはこだわらない」と言った。

 

これはトランプさんの本音の持論だ。

 

中国全土は烈火のごとく怒った。

 

 

 

まさにその122日、キッシンジャーキッシンジャーを尊敬している習近平人民大会堂で会見して、米中関係の強化を賞賛し合っていて、中国メディアはこれを誇らしげに大々的に報道していた。

 

中国指導部は驚愕し、習近平のメンツは丸つぶれとなった。

 

これはキッシンジャーのメンツもつぶしたことになるのではないか? 

 

 

 

ところがところが!

 

じつはトランプさんはこの台湾の蔡総統への電話について事前にキッシンジャーに相談しており、キッシンジャーは了解済みだったのだ。

 

ということは、キッシンジャーは、12月2日にトランプが台湾の蔡総統に電話して習近平のメンツが丸つぶれになるのを知っていながら、同じ12月2日に中国全マスコミの前で習近平と笑顔で賞賛し合っていたことになる。

 

しかも習近平の間近にいたのだから習近平ら中国首脳の反応がよく観察できたことだろう。

 

そしてその後の中国主催のイベントでは、驚愕し烈火のごとく怒っている中国指導部の前で、ぬけぬけと「中国指導部の冷静な対応に非常に感心している」などと述べている。

 

なんとも恐ろしい超熟練じーさんだ。

 

 

 

重要なのは、これはキッシンジャーが(すなわちロックフェラーら国際ユダヤ資本が)親中国の方針の転換を模索し始めた可能性があることを物語る。

 

刺激を与えて相手の出方を見るのだ。

 

 

 

それにしてもトランプさんは選挙でキッシンジャー(すなわち国際ユダヤ資本)の支援を受けてその子分になってしまったのだろうか?

 

じつはトランプさんもそう簡単な男ではない。

 

 

つづく。